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2012/09/01

陶器と磁器の違い〈骨董の見方〉

土と石の芸術、骨董の醍醐味

陶器と磁器。「陶磁器」という言葉でくくられるふたつの器ですが、実は全く別の性質をもった焼き物です。見方も扱い方も違うふたつのやきものを理解して、骨董選びに役立てましょう。


陶器の特徴

粘土を原料とし、低温で焼成した柔らかいやきものです。
釉薬の流れ具合や焼成時の景色の変化、手びねりによるカタチの遊びなど、自然の移り変わりが楽しめます。
指でコツくと、鈍い音がします。

利点保温性が高く、料理が冷めにくい。
弱点吸水性の高さがカビの原因に。衝撃に弱い

《陶器の代表的なやきもの》

磁器の特徴

石を原料とし、高温で焼成した硬いやきものです。
白い器に鮮やかな色絵が映え、伝統的な図柄から、現代的なデザインまで、様々な絵付けが楽しめます。
指でコツくと、響く音がします。

利点衝撃に強く扱いやすい。
弱点保温性が低く、料理が冷めやすい。

《磁器の代表的なやきもの》
 
free-icon-set (Photo by (c)Tomo.Yun)